- No.6685
- 料理・グルメ
塩いかの酢の物 (長野県)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sioika_no_sunomono_nagano.html)
長野県は海から遠いため、海産物は水揚げされた地域で加工され、「塩の道」を通って運ばれた。塩の道は「千国街道(糸魚川から松本・塩尻)」、「北国街道(直江津から追分(現・北佐久郡軽井沢町追分))」、「北国街道(岡崎から塩尻)」、「秋葉街道(御前崎から塩尻)」などいくつかの道筋があり、塩や海産物を内陸に運ぶのに使われていた。ゆでたイカを塩漬けにした塩丸イカは、その代表的な食品で、江戸時代中期からつくられるようになり、元々は塩自体を交易する際の副産物としてつくられたものだったが、海がない長野県にとって海産物はとても貴重で、冷蔵・冷凍保存ができなかった頃の保存食としても珍重された。塩丸イカは、きゅうりとワカメと一緒に酢で和えた「酢の物」にして食べるのが一般的。現在では、北信地域と南信地域を中心に食べられている。
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2024/4/18 11:27:26 登録
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