• No.6674
  • 菓子・甘味

うらじろまんじゅう (山梨県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/urajiro_manjuu_yama_nashi.html)

「うらじろまんじゅう」とは、日当たりの良い山地に生息するキク科ヤマボクチ属の多年草「オヤマボクチ」の葉を練りこんだ郷土菓子である。「オヤマボクチ」の語源は葉の裏側に生えている産毛のような繊維である茸毛(じょうもう)が、火おこしのときに「火口(ほくち)」として使われたからといわれる。また、その茸毛により葉の裏側が白く見えることから「ウラジロ」と呼ばれ「うらじろまんじゅう」と名前がついた。「まんじゅう」と名はついているが粘りのあるヨモギ餅のようである。だがヨモギとは違った風味があり、草の味はほとんどせず食べやすい。甲州市大和地域では、かつて「オヤマボクチ」の葉から取り出した繊維を「ほうとう」の「つなぎ」として使っていたことがあり、それをまんじゅうとして加工したのが始まりとされる。山梨市牧丘地域や県東部の郡内地域では、オヤマボクチの葉をもろこし粉や小麦粉と混ぜてつくる「うらじろだんご」が旧暦の3月3日のひな祭りなどで食べられていた。

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うらじろまんじゅう

2024/4/18 10:49:43 登録

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