• No.6663
  • 料理・グルメ

茹で落花生 (神奈川県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/35_23_kanagawa.html)

落花生を殻付きのまま塩茹でしたもの。日本で最初に落花生が栽培されたのは神奈川県である。明治初期、文明開化の横浜で落花生を入手した大磯の農家が栽培を始め、その後、二宮町の農家が品種改良を進めたことから全国へと生産が拡大していったという。富士山の火山灰が積み重なった秦野盆地においても、その土壌が落花生栽培に適していたため、明治時代から葉たばこの輪作として栽培が盛んに行われてきた。研究と改良を重ねた秦野や近隣地域の「相州落花生」は、風味豊かな名産品として全国に名を馳せている。
茹で落花生はもともと、出荷に至らない未熟な落花生を、農家が塩茹でしておやつ代わりに食していた。その食文化に着目した地元の農協が、1989年に茹で落花生を「うでピー」として冷凍商品化したことにより、農家以外の人も手軽に食せるようになった。現在では地域の名物として広く親しまれている。

2024/4/17 19:58:15 登録

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茹で落花生
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