- No.6644
- 菓子・甘味
桜もち (東京都/墨田区)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_22_tokyo.html)
「桜もち」は、享保二年(1717年)、長命寺の門前に住み寺の御用を務める山本新六という男性が考案したのが始まりと伝わる。当時から、隅田堤(墨堤通り)は桜の名所であった。土手の大量の桜の落ち葉を掃除していた時に思いつき、葉を塩漬けにして、あん入りの餅を包んだ。この「桜もち」を長命寺の門前にて売り始めたところ、花見客らが大変喜んで桜もちを食し、大当たりした桜もちはこの地の名物になったという。このように、江戸時代に考案された桜もちは現代まで続いている。
桜の葉は大島桜の葉が使われている。関東では、小麦粉生地を円形に薄焼きしたものを二つ折りまたは円筒状にし、横から餡が見えるようにしてこしあんを包む。この上に桜の葉の塩漬けを二枚または三枚で包む。現在も「長命寺桜餅山本や」は長命寺の近くで桜餅を販売している。
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2024/4/17 17:38:22 登録
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