• No.6618
  • 菓子・甘味

重箱入りぼたもち (千葉県/北部地方)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/jyuubako_iri_bota_mochi_chiba.html)

「重箱入りぼたもち」は、ぼたもちを一つづつまるめるのではなく、もち米ごはんとあんこを重箱に敷き詰め、好みの量だけ食べる。これは、一人目のこどもが生まれて三日目にこの「重箱入りぼたもち」をつくって配るというお祝いの風習で食べられてきたものである。食糧を満足に得ることが難しかった時代、子育てのために栄養が必要な出産直後の母親のために、栄養豊富なもち米や小豆を使った大きなぼたもちを食べさせたことがはじまりだという説がある。もち米や小豆は母乳の出をよくするとも言われている。小豆には、邪気を払うという信仰があるとも言われている。三日目のお祝いということから、「みつめのぼたもち」とも呼ばれ、現在も茨城県(鹿嶋市、神栖市、水戸市など)、千葉県(銚子市、市原市など)、神奈川県、愛知県など一部の地域でもこの風習が受け継がれている。

2024/4/17 11:42:48 登録

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重箱入りぼたもち

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