• No.6598
  • 料理・グルメ

飯餅 (埼玉県/秩父地域)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_21_saitama.html)

埼玉県全域では、残り物のご飯を水でといた小麦粉の生地と混ぜて焼く料理があり、秩父地域では「飯餅」、加須などの東部低地では「焼きびん」、北東部や入間地域では「やきもち」と呼ばれていた。かつては農作業を手作業で行っていたため労働時間が長く、農家では食事の準備に時間がかけられなかった。そのため、手軽に作れ、朝作ってお弁当のように田んぼまで持っていける「飯餅」は重宝された。特に、お昼になる少し前に取る軽食の「小昼(こじゅう)」で食べられることが多かったようだ。また、夏になると炊いておいたご飯が少し酸っぱくなってしまうことがあるが、それを無駄にせず、おいしく食べるための知恵でもあった。

2024/4/16 15:31:41 登録

アクセス 0 pt

飯餅
ページの先頭