• No.6542
  • 料理・グルメ

かてそば (栃木県/鹿沼市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/31_8_tochigi.html)

ここで言う「かて」とは増量材のこと。だいこんやにらなどを加え、かさ(量)を増すことを目的のひとつとした郷土料理。冬はだいこん、春先は柔らかなにらを使うことで、かさに加え風味も増し、食糧難の時代に庶民に広がったと伝わる。
鹿沼市でにら栽培が盛んになってきた約40年前、市内にあるそば店で「にらそば」が商品化され、その後提供する店舗が増えていった。鹿沼市周辺で「にらそば」が、佐野市周辺で「だいこんそば」が定着し現在に至る。
農林水産省の調査結果では、栃木県はそば生産量全国3位であり、発表されており、そばは日常的にも行事にも欠かせない料理となっている。
かつて鹿沼市周辺は麻の産地でもあった。伝統的な手法の「麻後蕎麦(あさあとそば)」は、麻を刈り取った後の地力回復として作付けされ収穫されるそばであった。現在、麻の生産量は少ないが、そばは現在でも栽培されており、また、にらの生産も多く「鹿沼にらそば」としてふるまわれている。

2024/4/10 14:34:41 登録

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