• No.6497
  • 料理・グルメ

鯉のあらい (福島県/郡山市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/30_18_fukushima.html)

郡山で鯉の養殖が始まったのは明治時代。江戸時代、雨量が少ない地域であったために水源を確保するために、市内に溜め池を作り始めたが、明治に入って安積疏水(あさかそすい)が完成し、使われなかった溜め池を活用してコイの養殖を行うようになったという。郡山で養殖されている鯉は猪苗代湖の豊富なミネラルの中で育ち、臭みが少なくみずみずしいのが特徴。脂のりも良いため、甘露煮など多様な料理に活用されている。 新鮮な鯉をそのまま食べる「鯉のあらい」は、福島県の代表的な鯉料理の一つ。みずみずしい郡山の鯉だからこそ加熱せずにおいしく食べられる。

昭和の頃は鯉のあらいを含む鯉料理はハレの日のごちそうとして親しまれていた。冠婚葬祭や正月のおせち、来客時のもてなし料理として供されていたという。現在は通年食べられているが、特に冬場に出荷が盛んになる。

鯉は小骨が多く、さばくのが難しいため、鯉のあらいは鮮魚店などで購入するのが一般的。からし酢味噌につけて食べる。

2024/4/9 13:46:27 登録

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