• No.6456
  • 料理・グルメ

とんぶりの長芋和え (秋田県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_18_akita.html)

「とんぶり」は、アカザ科のコキア(ホウキギ)に実る1~2mmほどの緑色をした実の外皮を剥いて乾燥させたもので、魚卵のようなプチプチとした食感から、「畑のキャビア」として知られている。秋田で昔から食されている唐(中国)由来のぶりこ(ハタハタ)の卵に似ていることから、呼称「唐ぶりこ」がなまって「とんぶり」と呼ばれるようになったといわれている。
日本国内唯一の生産地である大館市では、江戸時代からとんぶりを食用する習慣があったと伝えられ、その特種技法が現代まで継承され全国へ流通するようになった。昭和36(1961)年に秋田県で開催された国民体育大会の際、当時の皇后陛下の目に留まったことがきっかけで広く知られるようになった。
10月から春が旬のとんぶりは乾燥させてボイルしたのち皮を剥き、薄い皮を剥くために複数回のもみ洗い、異物を取り除く作業と大変な手間を要する。その技法は現在まで大館地域で大切に受け継がれて今日に至る。クセがなく淡白な味わいで、プチプチとした食感が特徴。ビタミンやミネラルもバランスよく含まれており、栄養価の高い食材である。

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とんぶりの長芋和え

2024/4/8 15:48:59 登録

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