• No.6445
  • 料理・グルメ

なす炒り (宮城県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nasuiri_miyagi.html)

なすの旬は夏から秋であり、地域によって育てられている種類もまったく異なる。
宮城県でなすの栽培がはじまったのは、伊達政宗公の時代、1590年ごろではないかといわれている。伊達家家臣の一人が博多から持ち帰ったなすが、長い年月をかけて東北の気候になじみ、独特のかたちになったと考えらている。それが「仙台長なす」で、漬物にしたり、炒め物にしたりと様々な料理に用いられている。
なすは、水分を多く含む野菜で、栄養価としては皮の部分に含まれるナスニンと呼ばれるポリフェノールの一種があげられる。アントシアン系の色素であるナスニンには強い抗酸化力があり、ガンや生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力が強いといわれている。また、コレステロールの吸収を抑える作用もあるという。
こうした栄養価の高いなすを、皮ごと調理したものが「なす炒り」である。油麩もしくは油揚げと一緒に醤油で炒めたシンプルな料理で、宮城では昔から常備菜としてつくられてきた。醤油を加えて炒めるだけでなく、砂糖やみりんを加えたり、味噌と一緒に炒めたり、くるみを加えたり…と、家庭によって調理方法は異なる。

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なす炒り

2024/4/8 10:31:43 登録

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