• No.6432
  • 料理・グルメ

エビ餅 (宮城県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ebibochi_miyagi.html)

宮城県は餅料理が豊かで50種類以上あるといわれる。正月、婚礼、法事、葬儀などの年中行事にはもちろん、農作業の区切りなどでも食されている。かつては家庭で餅がつくられてきたが、近年は出来上がった餅を購入する人が多くなってきている。
特に県北は種類に富み、小豆餅、汁餅、おろし餅、しょうが餅、エビ餅、納豆餅など、一度に5、6種類の餅が食卓に並ぶこともある。
中でもエビ餅は、紅白の見た目が美しく、正月来客時のご馳走としてふるまわれる。
栗原は宮城県内の内陸部に位置する田園地帯で、田んぼの用水路や沼などで獲れる沼エビやドジョウが大切なたんぱく源となっていた。その貴重なたんぱく源である沼エビを使用した「エビ餅」、ドジョウを使った「ふすべ餅」は、栗原ではハレの日の食事であった。
「エビ餅」は、沼で獲った沼エビを醤油と酒で調味し、つきたての餅と絡めるシンプルな調理方法ではあるが、沼エビの姿がそのままに餅に絡まっているので、初見の人にはインパクトが大きい。沼エビは、餅料理のほかにも、おひたしにかけたり、大根おろしと一緒に食べる。

2024/4/5 15:18:19 登録

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