• No.6413
  • 料理・グルメ

じゅね餅 (青森県/南部地方)

出典:農林水産省Webサイト(XXX)

古来、冷害や飢饉に見舞われることの多かった南部地方では、米以外の雑穀で食文化を発展させてきた。「じゅね」とはえごまのことで、「じゅね餅」はえごまの実を炒って丁寧にすり、味噌と砂糖と混ぜ合わせてたれをつくり、薄く切った餅に絡ませてつくる。また、道の駅等では小麦粉やそば粉でつくった串餅にたれを塗ってこんがりと焼いた「じゅね餅」も見かける。家庭でおばあちゃんがじゅね味噌と串餅をつくり、子どもたちが囲炉裏やストーブで思い思いに焼いて食べるのが秋から冬の風物詩だった。

昔、米の乏しいこの地域では夕食に粉のこねものや打ちものを主食にしていたため、はっとうやひっつみと並ぶ夕食の主役でもあった。どの家でも手づくりしていた味噌を使い、えごまをすって混ぜ合わせて食べた。質素ながらこどもたちの腹を満たす家庭で食べるふだんのおやつであった。

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じゅね餅

2024/4/5 12:54:49 登録

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