- No.6392
- 料理・グルメ
昆布巻き (北海道)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kobumaki_hokkaido.html)
全国トップクラスの昆布の生産量を誇る北海道では、サケやニシンなどの魚を昆布で巻いた「昆布巻き」が根づいている。「昆布巻き」には、日高地方でとれる繊維質が少なく柔らかい日高昆布を使用することが多い。現在では全国でもつくられており、正月のおせち料理で食されることが多い。
北海道は全国の生産量の90%を占める日本を代表する昆布の生産地。昆布の歴史は古く、延暦16年(797年)の『続日本記』のなかで、既に昆布の記述があるほど。鎌倉時代には松前地域と本州の間を昆布を運ぶ交易船が行き交うようになり、室町時代に入ると、越前国(現福井県)の敦賀まで昆布が運ばれ、京都・大阪へと渡った。その後、江戸時代に昆布漁が盛んになると、消費量も増え、日本海まわりの関西航路「北前船」の主要な輸送物となった。そして同時期に漁獲量が高かったニシンや、北海道の名産であるサケと合わせた「昆布巻き」がつくられ、北海道の郷土料理となった。
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2024/4/4 10:10:22 登録
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