• No.6389
  • 料理・グルメ

クーブイリチー (沖縄県)

沖縄県の郷土料理でよく耳にする“イリチー”とは炒め煮のことを指し、乾物や根菜類などを炒めてから味を含ませるように煮込んだ料理のこと。さまざまなイリチーの中でも、主にハレの日に作られたのが「クーブイリチー」だ。クーブとは昆布のことで、「クーブイリチー」は昆布の炒め煮で、「クーブイリチャー」「昆布の炒り煮(こんぶのいりに)」と呼ばれることもある。昆布と「よろこぶ」とかけて、結婚式などの祝い事に欠かせない料理となっている。千切りにした昆布をよく炒めて、具材とともに豚だしや醤油、砂糖などで煮込んで作られ、こってりとした甘辛い味わいだ。ゆでた豚の三枚肉を加えるが、昆布との相性が良く、味が溶け合い独特の旨味を作り出している。また、煮込む時、手間ではあるが、豚だしを数回に分けて加えることで、よりおいしくなると言われている。乾物の昆布を千切りにする時は、水で戻して折り畳み、別の昆布で巻いて滑らないように固定すると切りやすい。また、手間ではあるが、豚だしを数回に分けて加えることで、よりおいしくなると言われている。

昆布は洗ってから水で戻し、千切りにしておく。ゆでた豚の三枚肉、こんにゃく、かまぼこ、揚げ豆腐は短冊切りにする。鍋に砂糖や醤油、みりんなどの調味料を入れて火にかけ、まずは三枚肉とこんにゃくに味を入れる。別の鍋で昆布を油で炒めてから豚だしを加え、落とし蓋をして煮込む。そこに三枚肉とこんにゃくを汁ごと入れて煮詰める。煮汁がほとんどなくなったらかまぼこや揚げ豆腐を合わせる。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/47_2_okinawa.html)

2024/4/2 10:00:53 登録

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クーブイリチー
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