• No.5166
  • 料理・グルメ

バッテラ (大阪府)

薄くおろしたシメサバの押し寿司。仕上げに白板昆布をのせる。

大阪ではスーパーの寿司コーナーの定番品であり、人気のそば・うどんチェーン店でもサイドメニューとして提供されている。
助六寿司の中にも入っている場合が多く、東京ではいなり寿司・太巻・細巻が一般的だが、大阪では細巻の代わりにバッテラが入っているらしい。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/39_5_osaka.html)

酢飯の上に薄く切った〆鯖と白板昆布を重ねて、木枠で押した押し寿司。
江戸の握り寿司に対して、関西では箱や木枠で押し抜いた押し寿司が主流である。そのなかでもっとも大衆的な味といえるのがバッテラ。大阪ならではの押し寿司や昆布の文化が詰まった郷土料理で、府民にとって非常になじみ深い一品である。
バッテラは、南船場にあった「寿司常」という店が明治24年に考案した。当初は大阪湾でよく獲れたコノシロで作られており、半身を使った寿司の姿が舟のような形をしていたことから、ポルトガル語で小舟を意味する「バッテラ」という名が付いたという。しだいに安価な鯖に置き換わって定着し、また押し型も四角い箱の形が用いられるようになっていった。大阪では白板昆布のことをバッテラ昆布と呼ぶこともある。

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2015/5/19 11:39:45 登録 2024/4/30 19:20:02 更新

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