• No.4743
  • 料理・グルメ

べっこう (富山県)

溶かした寒天を醤油と砂糖で味付けし溶き卵を混ぜて固めたもの。
ゆべし。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_30_toyama.html)

溶き卵を流し入れた醤油風味の寒天寄せ「べっこう」は、口当たりがよく美しい見た目で、お祝い事、仏事の際など節目の時や、お祭りなどの行事ごとにも決まって作られてきた定番料理。昔は卵が贅沢品であったため、「べっこう」は特別な日にだけ食べられるご馳走として愛されてもいた。あめ色の寒天に卵がむら雲のように散らされている様子が、まるでべっ甲のかんざしに見えることから「べっこう」と名づけられ、主に県東部で呼ばれている。「えべす」という地域もあるが、南砺市などの県西部では和菓子のゆべしに似ていることから、そのまま「ゆべし」という名で通っている。東部は甘さが際立つ味わいからおやつとして食べる人もおり、西部では甘さを抑えて仕上げるためおかずとして食べられることが多い。最近では、卵以外に、野菜、素麺、カニなど、いろいろな食材を使いアレンジを利かせて作られてもいる。

2014/11/5 12:20:29 登録 2024/4/22 14:06:47 更新

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