• No.4537
  • 料理・グルメ

ミミガー刺身(豚耳の和え物) (沖縄県)

ミミガーは変り種の食材として一役かっていますが、豚のすべての部分を余すところなく使い切る調理法を生み出した先人の英知とその肉食文化は沖縄の誇りです。

「耳皮」。豚の耳の部位を使用した料理。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/47_15_okinawa.html)

ミミガーは豚の耳、刺身は和え物のこと。豚肉文化が古く根付く沖縄県では、肉はもちろん内臓や顔、足、血まで料理し「鳴き声以外すべて食べられる」という言葉が実践されている。「ミミガー」は耳皮とは言っているが、耳そのもののことを指し、県外ではほとんど流通しない耳を使った料理は、ユニークな沖縄県の郷土料理として知られている。あぶって毛を落とし、ゆでて千切りにして使うのが一般的で、軟骨も含まれたコリコリとした歯ざわりは、中華食材のくらげに似ている。そんなミミガーの食感が楽しめるのが、献立の一品として日々食されている「ミミガーさしみ」。刺身と聞くと生ものを連想するが、和え物のことで、ピーナツ酢で野菜とともに和える。酢の酸味とピーナツバターのコクとまろやかさのバランスが絶妙な、箸休めの逸品だ。

2014/7/9 11:32:45 登録 2024/5/14 8:48:02 更新

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