• No.4312
  • 料理・グルメ

海軍さんの肉じゃが (広島県/呉市)

呉市は舞鶴市と肉じゃがの発祥地に関してどちらが発祥地かを議論しているぐらい肉じゃがには強いこだわりがあります。
その特徴は水を使わずジャガ芋〈メークイン〉・牛肉・しらた・タマネギだけで作り, 人参やグリンピースを入れると“呉の肉ジャガ”にならないそうです。

肉じゃがは、旧海軍が発祥の栄養食で、呉市は舞鶴市と肉じゃが発祥の地論争を繰り広げていますが、現代的な味の舞鶴に対し、呉は海軍厨業管理教科書どおりの素朴な味を守っています。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_20_hiroshima.html)

一般的な「肉じゃが」といえば、じゃがいも、牛肉、玉ねぎをメインに、にんじんや絹さやなど家庭によって異なる具材をしょうゆと砂糖で味付けした煮物であるが、「呉の肉じゃが」はじゃがいもにメークインを使用し、牛肉、糸こんにゃく、玉ねぎと決まった具材で作られるのが特徴。肉じゃがのルーツは、かつて東郷平八郎元帥がイギリス留学中に食べた「ビーフシチュー」を艦上食として作るようにと部下に命じ、調理員が当時貴重だった赤ワインのかわりにしょうゆを入れるなど試行錯誤を重ねた結果、「甘煮」が生まれたのではないかという説がある。その作り方は当時の「海軍厨業管理教科書」に載せられていた。その後昭和40年代に、女性雑誌で「肉じゃが」という名前で紹介されたことにより、家庭料理として普及。東郷平八郎は明治23年に呉に赴任していたことから、「呉は肉じゃが発祥の地である」として、平成9(1997)年に「くれ肉じゃがの会」が設立。「海軍厨業管理教科書」の作り方により近い肉じゃがを「呉の肉じゃが」としてPR活動を開始した。

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2014/7/7 18:14:23 登録 2024/5/6 13:31:55 更新

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