• No.4294
  • 料理・グルメ

よごみの餡つけ餅 (奈良県)

奈良盆地でれんぞ(連座)と言えば4月3日の「神武さんれんぞ」を指す。この日は橿原神宮の神武会式(神武天皇をお祀りする日)にあたる。県内の各寺でもこのころ春の会式が行われる。
農家ではこの日畑仕事を休み、巻き寿司、ちらし寿司、煮しめなどを作り親戚を呼んで「ごっつぉ」をする。この日の定番は春の香り高い「よごみ(よもぎ)の餡つけ餅」。よもぎは近くの堤防や土手で若芽だけを摘みしっかり茹でて水にさらしアクを抜いて使う。大きな重箱に「よごみの餡つけ餅」をいっぱい入れて家を離れている子供や孫に送る風習が今も続いている。
「れんぞ」は春の休みで、このあと春の田仕事が忙しくなる。

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2014/7/7 16:34:17 登録

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