- No.4292
- 料理・グルメ
大和の茶粥 (奈良県)
粥というと、昔は米の取れない地方で雑穀や野菜をいれてを増量させた雑炊を連想しますが、奈良で食べられる茶粥は、地方特産の大和茶を使います。茶粥は米の節約のためか、茶をもって米を炊く風流な食べ物として考案されたものか、考えさせられます。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/chagayu_nara.html)
9世紀初めに弘法大師(空海)が、唐から茶の種子を持ち帰り、宇陀市の仏隆寺で播いたのが日本における茶栽培の始まりといわれている。
毎年3月に東大寺で行われる「お水取り」は、1200年以上歴史があり、その練行衆(れんぎょうしゅう)の献立に「ごぼう(ゴボ)」「ゲチャ」が出てくる。「ゲチャ」は米をほうじ茶で煮て汁を取り去ったもの(茶飯の原点のようなもの)、「ゴボ」は茶粥の汁の多いものといわれており、1200年あるいはそれ以上前から、「茶粥」が食べられていた。
アクセス 143 pt
2014/7/7 16:33:47 登録 2024/5/1 17:18:52 更新
[次] → 大和のつるし柿