- No.4233
- 料理・グルメ
野沢菜漬 (長野県)
・野沢菜漬けの本場・野沢温泉村では、自家製が定番! そのため家庭によってレシピは様々!
・野沢菜漬けには、数日漬け込んだ「浅漬け」と、約2カ月漬け込んで旨味と酸味が魅力の「本漬け」が存在! 全国的にスーパーで売られているのは基本的に浅漬け。長野県民にとっては本漬けこそが野沢菜漬け!?
・アレンジ料理が豊富! 油炒め、酒粕煮、チャーハン、葉おにぎり、おやきなどがある!
・自家製を食べている長野県民は、「ウチの野沢菜漬けが一番うまい」と思っている!?
日本の三大漬け菜(高菜・野沢菜・広島菜)の一つで、野沢菜は、アブラナ科の野菜で、野沢菜の葉と茎を、塩などで漬けたものが野沢菜漬です。
お茶受けや酒の肴としてそのまま食べる他、油で炒めて食べるなど様々に利用されています。
「あぶら菜科」の野菜で、特に長野、新潟地方で.多く栽培されています。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nozawana_zuke_nagano.html)
寒さが厳しい県内は、冬になると田畑から青ものはひとつもとれなくなるため、晩秋になると大量に保存用の漬物を仕込んだ。菜類の漬物のことを「お葉漬け」といい、「野沢菜」「稲核菜」「源助かぶ菜」「木曽菜」などが使われる。そのなかでも「野沢菜漬」は、県を代表する2大漬物のひとつであり、信州の冬には欠かせない食材となっている。地元では、ふるさとの味、おふくろの味として親しまれており、地域に深く根付いている。
野沢菜は、県の北東にある野沢温泉村の住職が宝暦6年に京都から天王寺かぶを持ち帰り植えたのが始まりといわれている。温暖な地域の天王寺かぶは、標高600メートル近くもある高冷地の野沢温泉村の気候風土により突然変異を起こし、根が育たず葉と茎だけが大きくなり地域独特のものとなった。味は美味しいと好評で、地名の付いた「野沢菜」として広まっていった。
野沢菜は9月に種を撒き、大きなもので1メートルにもなる。収穫は11月に迎えるが、野沢菜は霜が当たると甘く柔らかくなるため、寒くなるのを待ってから取り入れ作業が行われる。その後、北信州の風物詩ともいわれるお菜洗いが始まり、丁寧に1枚ずつきれいに洗って一石桶といわれる大きな桶で大量の野沢菜を漬ける。漬け方は色々あるが、各地域で漬け方が工夫されている。
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2014/7/7 16:03:19 登録 2024/4/19 14:03:10 更新
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