• No.4227
  • 料理・グルメ

おしぼりうどん (長野県/埴科郡坂城町)

長野県埴科郡坂城町周辺の郷土料理です。「ねずみ大根」という辛みの強い地大根をすりおろし、絞った汁に信州味噌を溶かしてつゆを作り、うどんをつけて食べます。

地元の名物「ネズミ大根」(坂城町周辺のみで収穫される貴重な辛味大根)のしぼり汁に信州味噌や薬味を入れて、めんつゆの代わりに。これにうどんをつけて食べる。坂城町ではそばよりもうどんを食べる県民が多く、10軒以上のお店でおしぼりうどんを提供している。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/oshibori_udon_nagano.html)

埴科郡坂城町周辺に伝わる「おしぼりうどん」は、辛味大根をすりおろして、おろしたての大根を絞った「おしぼり」と呼ばれるしぼり汁に味噌を溶かして薬味を加え、ゆでたてのうどんをつけて食べる郷土料理。だし汁ではなく、大根のしぼり汁を使うのが特徴で、おしぼりうどんの「おしぼり」の由来にもなっている。辛味大根のしぼり汁と信州味噌(米味噌)の相性がよく普及したのは江戸時代から明治時代にかけて。味噌が美味しいからうどんやそばのつけ汁には身近な食材が用いられていた。大根は、坂城町の特産品の「ねずみ大根」を使う。びっくりするほど辛い大根だが、しぼり汁にはまろやかな信州味噌を溶いて食べる。刺激的な辛さの後からほのかな甘味を感じる奥深い味わいで、食べると汗が出るほど。体が芯から温まり、その味わいを地元では「あまもっくら」と表現する。県内の戸隠や千曲市(旧更埴市、旧戸倉町)には「おしぼりそば」があり、同様に辛味大根の絞り汁に味噌を溶かしたものをつゆとして冷たいそばを浸して食べる。

2014/7/7 16:00:45 登録 2024/4/19 11:40:37 更新

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おしぼりうどん

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