- No.4180
- 菓子・甘味
炭酸まんじゅう (群馬県)
小麦文化が栄えた群馬県では、多くのまんじゅうが作られてきました。中でも炭酸まんじゅうは、県内産小麦を使い、多くの家庭で作られています。また、お客様がきたときのおみやげにしたり、近所の人とのお茶飲み時のおつまみになったりしています。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/32_3_gunma.html)
群馬は「ぐんま百名山」として100山を選定するほど、豊かな山脈が広がるエリア。土壌も火山灰などの火山噴出物でできていることが多いため、水はけがよく作物の生産に向いている。さらに冬の日照時間が長いことから、小麦が育ちやすく、小麦を使った郷土料理がたくさん作られている。炭酸まんじゅうもそのうちの一つで、小麦粉で作った生地であんを包み蒸し上げたもの。生地に重曹を加えており、甘みとほんのりとした苦味が特徴となっている。さまざまなおいしいお菓子が食べられる現代とは違い、昔は甘いものがとても希少だった。そんな中で、貴重な砂糖を使った甘くておいしい炭酸まんじゅうは、特別なごちそうとして愛されていたという。呼び名としては「ふかしまんじゅう」「田舎まんじゅう」などと呼ばれることもある。
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2014/7/7 15:15:24 登録 2024/4/11 16:06:35 更新
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