- No.4110
- 料理・グルメ
笹巻き (秋田県)
餅米を笹でくるみ、イ草で巻いて煮込んだものです。日持ちが良く保存食にもなります。かつては端午の節句や田植え後のさなぶりで作られる行事食した。田植えがすべて女達の手によるものだった時代に、農家の嫁達は、田植え後にさなぶりとして実家に休養に行く習わしがあり、婚家から実家への手みやげにしたのが笹巻きでした。
きな粉を付けて、子供のおやつとしても喜ばれます。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_3_akita.html)
もち米を笹の葉で巻いて、イ草で結んで蒸し上げたもの。県内各地でつくられる伝統食で、全国的には「ちまき」と呼ばれ、竹の皮などで巻く地域もある。笹で巻いたものは、秋田のほか、新潟や山形、福島の会津地方でも見られる。クマザサは古くから民間薬として利用され、万病に効くとして重宝されてきた。笹の葉には抗菌性や防腐性があると言われ、昔から保存食や携帯食の包装に使われていた。もち米はうるち米に比べると収穫量も少なく高級品のため、昔からお祝いの席のごちそうとして用いられることが多かった。「笹巻き」は豊かな米どころならではの、少し贅沢なハレの食文化と言えよう。
秋田県ではかつては端午の節句やさなぶり(田植えを終えた祝い)の行事食だった。田植えがすべて女性たちの手によるものだった時代に、農家の娘たちは「さなぶり休み」として実家に里帰りする習わしがあり、嫁家からの手土産として笹巻きを持たせていた。
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2014/7/6 11:23:54 登録 2024/4/8 10:36:38 更新
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