• No.4061
  • 料理・グルメ

まめすっとぎ (豆しっとぎ・豆しとぎ) (岩手県/南部地方)

神前に供える食べ物として南部地方(岩手県北地方や青森県南の三八地方)の農家で作られたのが、始まりと言われていま
す。青大豆や黒豆等を使うことによって、黄緑や灰色の「豆しとぎ」ができます。大豆が収穫される秋から冬にかけて各家庭でよく作られていましたが、現在は、市販品も出回っていて、いつでも味わうことができます。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/mame_shitogi_aomori.html)

煮て潰した青大豆に米粉と砂糖を入れて練った生菓子。「しとぎ」は米をつぶして粉にしてつくったもので、現在の餅の原型とも言われ、全国で神前のお供え物とされていた。南部地方ではしばしば冷害に見舞われ、米が貴重だったため大豆を加えてつくられるようになり「豆しとぎ」とよばれるようになった。どの家庭も味噌を仕込むために大豆の作付けは多かった。ハレの日に山の神や農神へお供えして、健康と豊作を祈り、その後蒸したり焼いたりして食べる。

2014/7/4 16:10:27 登録 2024/4/4 13:24:41 更新

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まめすっとぎ (豆しっとぎ・豆しとぎ)

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