• No.3982
  • 料理・グルメ

おせずし (富山県)

夏場やお盆の時季に作られる。米を洗い、水、2杯酢を入れて炊く。さばなどの焼き魚を酢に漬けておく。炊きあがったごはんに砂糖、塩を混ぜ、冷ましたあと、押し型にのせる。細かく切ったくるみや海草と焼魚をのせ、その上にさらにすし飯をのせ、板のりをのせる。それを1段とし、3段まで作り、押しぶたの上に重石をして7~8時間おく。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_8_toyama.html)

ます寿司や笹寿司など、押し寿司のバリエーションに富んでいる富山県。「押しずし」が訛ったことが名前の由来といわれる「おせずし」もその一種。富山湾に面し山岳地帯は2,000m級もの山々が聳える標高差の大きい魚津市や黒部市などの新川地区で特に親しまれている料理だ。焼いたサバのほぐし身を甘酢で味付けし酢飯で挟んだら海苔をのせ、上から重石でぎゅっと押し固め一晩置くと出来上がる。四角い形に切るのも特徴のひとつ。その昔、「魚ご飯」といってご飯の間に魚を挟んで食べていたのが「おせずし」のはじまりといわれており、酢飯を使うようになり現在のかたちへ変化していった。サバを使用するのが一般的だが、家庭によってはアジやニギス、サケなどその時々に捕れる魚で作られる。

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おせずしの写真準備中

2014/7/3 19:55:45 登録 2024/4/22 11:17:39 更新

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