• No.391
  • 料理・グルメ

焼き鯖そうめん (滋賀県/長浜市周辺)

焼き鯖を甘辛く炊き込み、そのだし汁でそうめんを煮込んだもので、一般的なそうめんの食べ方とは違い、味付きで、ごはんのおかずとして食べます。

焼鯖素麺(やきさばそうめん)とは滋賀県長浜市周辺の湖北地方に伝わる郷土料理。鯖素麺(さばそうめん)とも呼ばれる。
農繁期である5月に、農家へ嫁いだ娘を持つ親が忙しい娘を気遣い、実家から嫁ぎ先に焼鯖を届ける「五月見舞い」という湖北地方独特の習慣に由来する。農繁期に気軽に作って食べられる料理として、また客をもてなす際などのハレの料理としても伝えられてきた。湖北地方は内陸に位置するが、比較的近い地域に若狭湾という鯖の産地があるため、鯖は一般的な食材であった。

もともと家庭料理であるが、最近では長浜の名物料理として観光資源化する動きがあり、観光客向けに焼鯖素麺を出す料理店も増えつつある。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/saba_soumen_shiga.html)

「鯖そうめん」は、焼きサバを煮こんで、そうめんにからめる滋賀県の湖北地域を中心に県内全域で食されている郷土料理である。
古くから「御食国(みけつくに)」若狭から海産物などの物資を京都へ運ぶ道がいくつも存在した。代表的な物資がサバであったことから「鯖街道」と呼ばれる。小浜地方から朽木地方を経るなど湖西地域を通る道がよく知られているが、湖北地域には敦賀地方からのルートがあった。そのため、滋賀県の湖北地域、湖西地域ではサバがよく手に入っていた。その中でも湖北地域では、春になると農家に嫁いだ娘を気遣い、田植えの繁忙時期に滋養豊富な保存食である焼きサバを嫁ぎ先へ贈る「五月見舞い」という風習がある。贈られてきた焼きサバは近所の知人や親戚に配った。農繁期で忙しい際、簡単に調理できる料理として重宝されていた。田植え見舞いなどに頂いたサバはそのまま軽く焼いて酢醤油で食べる場合もある。

2013/4/19 16:59:04 登録 2024/4/27 15:12:10 更新

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焼き鯖そうめん
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