- No.3851
- 菓子・甘味
鬼まんじゅう (愛知県)
・サツマイモを使ったまんじゅう「鬼まんじゅう」には、あんこが一切入っていない!
・人気店「梅花堂」では、角切りのサツマイモ・小麦粉・砂糖で練り、せいろで蒸す! 超シンプル!
・名古屋市内の和菓子店やおまんじゅう店では、皮付きのサツマイモを使ったものや、黒糖味も販売している!
・ゴツゴツした見た目が「鬼の金棒」を連想させることから、「鬼まんじゅう」と呼ばれるようになったという。
薄力粉と砂糖を混ぜ合わせた生地に、1㎝位のさいの目に切ったさつま芋を加えて蒸した菓子。
表面にさつま芋が見える様子がごつごつして鬼を連想させることからこの名前がついた。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/onimanju_aichi.html)
「鬼まんじゅう」は、戦中、戦後の食糧難の時代に、比較的手軽に手に入ったさつまいもと小麦粉を使ってつくられ、米の代わりの主食として広まった。角切りにしたさつまいもの角がゴツゴツ見える様が、鬼のツノや金棒を想起させたことからこの名がついたといわれる。地域によって「芋ういろ」や「芋まん」「芋まんじゅう」など、さまざまな呼び名がある。
戦時中は、さつまいもの美味しさよりも量が優先されたため、収穫量が多い“護国芋”という品種が生産されていた。しかし、その味は現在の紅あずまや紅はるか、安納芋といった甘みがあって口当たりがなめらかなものと違い、水っぽく旨味がない芋だったため、これらをいかに美味しく食べるかという工夫から「鬼まんじゅう」が誕生したのではないかといわれている。
その後、高度経済成長期に、農家において腹持ちの良い、安価なおやつとして重宝され、定着していった。
2014/7/2 18:07:53 登録 2024/4/25 9:30:01 更新
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