• No.3845
  • 菓子・甘味

いがまんじゅう (愛知県/西三河地域)

米粉、もち粉、砂糖を混ぜて蒸した生地をすり鉢に入れてつく。できた生地であんを包み、色粉で染めた米粒で飾りをつける。
ひな祭りのときに作られる。西三河では、よい婿さんに巡り会えるようにと、赤く染めた米粒をつけたまんじゅうを20個雛壇に供える。地域によっては、緑や黄色をまんじゅうにつけるところもある。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/igamanju_aichi.html)

「おしもん(おこしもん)」は、米粉を熱湯で練って型にはめ、取り出したものに色粉をつけて彩る愛知県の節句菓子。西三河地域では、桃の節句に「いがまんじゅう」を食べる習わしがある。
「いがまんじゅう」は、粒あんもしくはこしあんを、米粉で包み、表面に着色したもち米をつけた菓子で、愛知県以外にも京都や九州にも「いがまんじゅう」があるが、雛祭りの行事食として食べるのは西三河地域独特の風習である。
「いがまんじゅう」の名の由来としては諸説あり、表面につけるもち米が栗の“いが”に似ているというもの、家康の“伊賀越え”からきたというもの、まんじゅうを蒸す時の“香り(飯の香:いいのか)”からきているという説などがある。
岡崎市で食べられる「いがまんじゅう」は、ピンク・黄色・緑でつくられる。ピンクは桃の花、黄色は菜の花、緑色は新芽を意味するほかに、ピンク(赤)は魔除、黄色は豊作祈願、緑色は生命力を意味するという説もある。このあざやかさが雛菓子として定着したゆえんではないかといわれている。

2014/7/2 18:06:26 登録 2024/4/25 10:17:22 更新

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