• No.3664
  • 料理・グルメ

打ち込み汁 (香川県)

農村の日常食として、どこの家でも、季節の野菜をふんだんに使い、よく作られていたうどん料理の一つです。味噌仕立てが一般的ですが、しょう油味で食べるところもあります。

讃岐うどんをゆでずに、野菜、油揚げなどと煮込む鍋料理。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/uchikomi_jiru_kagawa.html)

「打ち込み汁」は、農村の冬の寒い日の日常食として、手早くつくる汁物の1つ。いりこだしに季節の野菜をふんだんに入れ、塩を加えず小麦粉と水だけで簡単にこねて打っためんをそのまま入れて煮込んでつくる。めんが太かったり細かったりするのも、手づりの楽しさの1つ。打ち立てのめんを、別ゆでせずそのまま入れる様子から「打ち込み汁」と名付けられたとされる。
温暖で雨の少ない香川県は、小麦の生産に適しており、小麦粉が家庭でも身近な食材として使われてきた。また、「伊吹いりこ」で名高い伊吹島を中心に、瀬戸内海では出汁の原料となるカタクチイワシが豊富にとれることなども、うどんが身近な料理となった要因であるといえる。

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2014/7/1 18:41:14 登録 2024/5/6 18:21:22 更新

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