- No.3655
- 料理・グルメ
やこめ(焼米) (山梨県)
稲作農家にとっては、苗代の種まきは一年のうちでもっとも大切な行事とされているため、田の水口に収穫の神様を迎えて豊穣を祈る行事をしました。この時水口に供える供物をやこめと呼びました。苗代に播いた種籾を少し残しておいて、籾殻を取ってから煎ったものです。現在では、うるち米またはもち米を煮て、煎った大豆と塩を入れて炊いたものです。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/yakome_yama_nashi.html)
稲作農家にとって、立春の頃の苗代の種まきは、「水口祭り」と呼ばれ、1年のうちでもっとも大切な神事行事とされているため、田の水口に収穫の神様を迎えて豊穣を祈る行事をした。この時、水口に供える供物を「やこめ」と呼んだという。「やこめ」は「焼米」が語源といわれ、前年に収穫した稲のなかから選りすぐって残しておいた種もみの、もみ殻をとって煎ったものである。水口にその「やこめ」を供え、ショウブやシャクヤクなどの季節の花や、七草がゆをつくるときにつかった粥かき棒や箸なども供えた。現在では「やこめ」は、もち米やうるち米と、煎った大豆と塩を入れて炊いたものを指す。大豆は穀霊が宿るといわれ、米の次に神事で用いられることが多い。
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2014/7/1 18:37:52 登録 2024/4/18 10:42:56 更新
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