• No.3643
  • 料理・グルメ

おしゃかこごり (山梨県/甲府市)

毎年四月八日はお釈迦さまの誕生日で、あちこちで花祭りが行われますが、このとき、お釈迦さまの頭を模した「おしゃかこごり」が作られます。あられや大豆などを混ぜてこごりに仕上げ、ゴツゴツ感を出します。米の少ない山梨では、小麦粉に煎り大豆を加え、団子にすることもあります。炒り大豆の香ばしさと食感が好まれています。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/oshaka_kogori_yama_nashi.html)

「おしゃかこごり」とは、4月8日の釈迦の誕生日を祝う「灌仏会」(花祭り)の行事食で、砂糖を入れた小麦粉に煎った大豆などを加えて丸めた団子で、あまちゃづるの葉でつくられた「甘茶」と一緒に振る舞われる。地域や各家庭により材料は違い、小麦粉の代わりに米粉を使ったり、大豆を中心にあられやくるみ、干しぶどうなどを入れるところもある。「おしゃかこごり」はごつごつとした釈迦の頭を表しており、食べると釈迦のように知恵が授かるとも言い伝えられている。「こごり」は”塊(かたまり)”を意味する方言である。また、仏への献花や供え物のことを「花供御(はなくご)」というが、その音が似ていることにより「お釈迦様の鼻くそ」とも呼ばれる。また「お釈迦様にとっては鼻くそ程度のもの」という謙遜の意味が込められている。「花供御」を食べると無病息災で過ごせるという。

2014/7/1 18:33:44 登録 2024/4/18 10:47:58 更新

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おしゃかこごり
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