• No.3554
  • 料理・グルメ

のりかすもち (青森県/津軽地方)

衣類を縫い直すときなど、米粉を用い、米粉をつくる際の砕け米を「糊かす」と 呼び使用したことが名前の由来である。フライパンに「がっぱら」と生地をあけることから地域によっては「がっぱらもち」という名前で呼ばれる。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/gappara_mochi_aomori.html)

昔、家庭でアイロンがけをする際、パリッとさせるために布に塗ったのが「米糊」で、水に浸した米をすりつぶしてつくっていた。この時うまくすりつぶせずに米のかすが残ったものを「糊かす」と呼び、これを無駄にしないよう黒砂糖をまぜて生地にし、フライパンで香ばしく焼いておやつにした。材料を焼き鍋に「がぱっ」と一気に移して焼くことから「がっぱらもち」と呼ばれるという。青森県の中では比較的暖かい気候に恵まれ、稲作が盛んだった津軽地方らしく、また食べ物を粗末にしない文化が生み出した郷土のおやつである。「のりかす餅」とも呼ばれる。

2014/7/1 11:23:42 登録 2024/4/4 17:21:31 更新

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のりかすもち
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