• No.3540
  • 料理・グルメ

じゃっぱ汁 (青森県/青森県津軽地方)

・じゃっぱ汁は、魚のアラを使った汁物! 主に鱈のアラを使い、頭や目玉、胃袋などのアラを使用する!
・味噌味の汁に肝を溶かしてコクを出す!
・じゃっぱ汁は、味噌味と塩味が存在! 基本は味噌味で、沿岸部では塩味が食べられているという。
・「じゃっぱ」とは「雑把(ざっぱ)」の転訛と言われている。現在では魚のアラ全般を指す言葉になっているという。

タラを丸ごと一匹使った、津軽の代表的な郷土料理です。「じゃっぱ」とは、青森弁で「残り物」をいい、名前の通りタラのえらや
中骨、内臓、頭などの普通は捨てられる部分を ふんだんに使い赤味噌や酒粕仕立ての大鍋料理がつくられました。
この地方では正月になると必ず食べる習慣があり、暮れにはその支度の為にタラを買い、タラの頭に縄を結び雪道を引いて家路についたそうです。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/tarano_jyappa_jiru_aomori.html)

「じゃっぱ」は津軽の方言で雑把(ざっぱ)、つまり「捨てるもの」という意味。普通は食べずに捨てる魚の頭や骨、皮、内臓などいわゆる「アラ」をさし、これらを丸ごと使ってつくる汁を「じゃっぱ汁」と呼ぶ。津軽地方の正月にタラは欠かせない「年取り魚」で、地元では「鱈正月」という言葉すらある。昔は大きなタラを丸ごと一尾買い、雪道を引きずって帰るのが年の瀬の風物詩であった。魚をおろして身を取った後の「アラ」を、大根や人参、ねぎなどとともに煮こんだ汁で冷え切った体を温めたのだ。豪快で手間がかからず、栄養満点でとびきり美味しい真冬の家庭料理だった。

2014/7/1 11:14:47 登録 2024/4/4 13:22:27 更新

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じゃっぱ汁
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