• No.3493
  • 料理・グルメ

赤飯 (北海道)

北海道では、小豆を使わず、食紅を入れて炊いたもち米に甘納豆(金時豆)を混ぜた赤飯を食べる家庭が多くみられます。食紅ではなく、小豆の煮汁で色づけをする場合もあります。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sekihan_hokkaido.html)

全国でもハレの日によく食べられる「赤飯」。北海道では甘納豆を入れた「赤飯」を食べる、独特の食文化がある。北海道以外の地域では小豆を入れて炊き、ごま塩で味付けされるため甘みはないが、甘納豆を使う北海道の「赤飯」は甘い。
甘納豆の「赤飯」は、由来は諸説あるが、昭和20年代後半ごろに、札幌にある学校法人光塩学園の創設者で初代学長の南部明子先生により「忙しいお母さんが手軽につくることができるように」と考案されたといわれている。自身も働く母であったため、「手間のかかる小豆の赤飯を炊くのは大変だが、子どもたちが喜ぶものを食べさせてあげたい」という想いから、米を炊いて甘納豆を混ぜ、食紅で色をつけるだけという簡単な調理法を確立した。
北海道の郷土料理の第一人者でもある南部先生は、全道各地で講演をおこなっていた。その際に、地方のお母さんたちに甘納豆を使った「赤飯」のつくり方を教えたところ、子どもたちが大喜びし、またたく間に人気を博したという。その後、新聞やラジオなどのメディアで紹介されるようになり、一気に道内に広まっていった。

2014/6/27 16:23:05 登録 2024/4/4 8:59:21 更新

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赤飯
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