- No.3387
- 菓子・甘味
熊本いきなり団子 (熊本県/益城町)
・熊本では、くまもん並みの人気を誇る「いきなり団子」は、あんことサツマイモを皮で包んだグルメ。
・時間が経ったら、レンジで温めて食べるのが定番!
・サツマイモとあんこは3:2のバランスが理想的。あんこ、サツマイモ、弾力のある皮の3点セットが必須!
さつま芋の上に粒あんを乗せ、もちもちの生地で包んだ熊本を代表する銘菓。さつま芋は熊本の自社農場や契約農家で採れた「金時芋」を使用。他に紫芋餡や桜餡など全部で5種類の味がある。
熊本県の郷土料理、郷土菓子である。
サツマイモの饅頭。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ikinari_dango_kumamoto.html)
「いきなり団子」は、輪切りにしたさつまいもを小麦粉の生地で包んで蒸した素朴な郷土おやつ。県内一のさつまいも(からいも)生産地・大津をはじめ、阿蘇山麓周辺地域では、火山灰の影響でさつまいもの栽培が盛んなため、菊池平野や熊本平野の農家では、さつまいもを収穫する秋の農作業の間に食べるおやつとしてよくつくられていた。「いきなり団子」の「いきなり」というのは、熊本弁で「簡単・手早く・すぐに」などという意味で、短時間で簡単につくることができるほか、急な来客の際でもすぐに出せるというのが名前の由来といわれる。
皮の生地には小麦粉とだんご粉(と塩)が使われているが、米が貴重な時代は小麦粉のみで作られた。数10年前から中の具に小豆あんが入るようになったがホクホクのさつまいもに、小豆の餡の甘味、生地の塩味が合うと人気で、今はこちらが主流になっている。さらに最近は生地にヨモギや黒砂糖を混ぜたり、きなこをまぶしたり、また具にも紫芋を使ったり、栗やくるみが入ったりと少しずつバリエーションが増えている。本来は出来立てを食べる温かいおやつだが、冷凍したものを半解凍で食べる冷やしいきなり団子なども登場した。
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2014/5/21 20:03:23 登録 2024/5/9 19:30:45 更新
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