- No.3193
- 料理・グルメ
美酒鍋 (広島県/西条市)
鍋の出汁は、賀茂鶴という地酒とかき醤油で作る。とてもシンプルな味付け。
鶏肉、豚肉と野菜を主体に、日本酒と塩胡椒だけで味付けをするシンプルな鍋料理です。酒造りに取り組む蔵人達が仕事の合間に食べていました。
美酒鍋は、日本酒が一番おいしく飲める鍋と言われている。鳥の砂肝や豚肉を塩と胡椒、ニンニクで味付け、スープの代わりに日本酒をたっぷり注ぎ、野菜を入れて煮込む。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_8_hiroshima.html)
美酒鍋は鶏肉、砂ずり、豚肉、野菜を、塩、こしょう、日本酒のシンプルな味付けで食す鍋料理で、あっさりとしていて素材本来の味を楽しめるのが特徴。東広島市西条の杜氏が、酒造りの合間の空腹を満たすために考案したまかない料理が発祥と言われる。シンプルな味付けは、利き酒に影響が出ないような工夫である。加熱することでアルコール分が抜けるので、お酒が苦手な人はもとより幅広い年代の人が食べることができる。名前の由来は、水仕事が多く仕事着がびしょ濡れになることが多かった蔵人(酒蔵で働く人)を「びしょ」と呼び、その蔵人たちが食することから「びしょ鍋」と呼ばれるようになったと言われる。「美酒」の字は近年あてられたもの。 伝承地域の西条は、「兵庫の灘」「京都の伏見」と並び称される銘醸地で、全国酒品評会が始まった明治から大正にかけて上位を独占するなど品質の高さを誇り、酒都西条の名声を高めた。昭和初めに西条を訪れた俳人・河東碧梧桐が「酒の新都」と呼んだことでも有名である。
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2013/12/21 11:29:32 登録 2024/5/6 13:12:09 更新
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