- No.3158
- 料理・グルメ
だまこ鍋 (秋田県)
だまこもちの入った鍋料理。鶏肉のダシで新鮮な野菜とだまこもちを煮る。
・具は、新米を潰して丸めた「だまこ」、鶏肉、セリ、舞茸、糸こんにゃく、ネギ、ごぼうの7種類が基本。
・味を薄くする白菜や豆腐、風味が変わってしまう椎茸やニンジンは入れないという。
・「きりたんぽ」と「だまこ」の違いは…。きりたんぽは塩を加えないため、煮込むと崩れがち。だまこは塩水に潜らせて表面をコーティングするため、煮崩れを防ぐ。塩分効果で米のモチモチ食感が増幅するという。
だまこもちは、秋田県の郷土料理。潰したご飯を直径3センチほどに丸めたもの。
秋田の沿岸北部では、秋の取り入れが一段落したころ、「庭あらい」と称して新米のごはんをつぶして丸め、「だまこもち」を食べる風習があります。きりたんぽより作りやすいため、地域では、何か行事があれば「だまこもち鍋」が作られています。お手玉(だまこ)になぞらえて「だまこ」と言われています。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_4_akita.html)
鶏ガラベースの汁に鶏肉や野菜、すり鉢で突いたご飯を団子にしたものが入った、秋田の冬には欠かせない、家庭で作られている郷土料理。
八郎潟周辺の南秋地方が発祥の地といわれている。だまこ鍋は元々、八郎潟の幸であるワカサギ、フナやシラウオなどを焼いたものを入れて、味噌で味を付けた「つけご」という食べ方があったが、八郎潟が干拓されて漁獲量の激減により魚離れが進んだため、魚の代わりに鶏のガラと肉が使われるようになった。
秋田では、子どもの遊び道具「お手玉」を「だまこ」と言い、炊きたてのご飯をすり鉢に入れ、すりこぎでほどよくつぶして手のひらで丸めたものがだまことなる。いわば、ごはんの団子であり、お手玉の形に似ていることから「だまこ」の名が付いたとされている。また、だまこがあまりにもおいしくて子どもたちが夢中になって食べることから、「黙って食べる子」が「だまっこ」と呼ばれるようになったという説もある。
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2013/11/26 19:52:17 登録 2024/4/8 10:52:38 更新
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