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ます寿司 (富山県)

・富山県民は、ます寿司を祝い事はもちろん、日常的に食べている!
・富山市内だけでも20軒以上のます寿司専門店がある! 
・薄く鱒を敷き詰めた伝統的なます寿司のほかに、近年は肉厚で生っぽい「肉厚&レア」も人気!

笹に包まれた寿司。
笹ごと切る方が切りやすく、笹の香りも引き立つ。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_20_toyama.html)

薄紅色のマスが酢飯にのった押し寿司「ます寿司」は、富山で最も有名といえる郷土料理。発祥の歴史は江戸時代享保年間まで遡る。当時料理に長けていた富山藩士・吉村新八が三代目藩主・前田利興のために鮎の鮓を作り、これを気にいった前田利興が将軍吉宗へ献上。将軍吉宗が味の良さを賞賛したことで富山名物と謳われるように。その後、アユの代わりに春になると神通川へやってくるサクラマスを使うこととなり、これが現在の「ます寿司」の原型と考えられている。全国的に知れ渡るきっかけとなったのは大正時代、駅弁として売り出されてからで、各地に鉄道が普及するとともにその美味しさが各地に広まっていった。木製の丸いわっぱに笹を敷き、塩漬けしたマス、酢飯を重ね押しながら詰めた「ます寿司」は、一段と二つ重ねた二段がある。マスの厚み、酢加減、酢飯の押し具合など、味やスタイルは店それぞれ。多くの県民が自分のお気に入りの店があるという。

2012/10/22 14:45:05 登録 2024/4/22 12:59:10 更新

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ます寿司
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