- No.2637
- 料理・グルメ
こねつけ (長野県/北信地方)
白飯と小麦粉を混ぜ合わせた生地に、甘味噌を入れて焼いた超お手軽おやつ!
残りご飯に小麦粉を混ぜてこね、特製味噌などを入れて焼いたもの。
北信地方では、明治時代にはすでにこねつけを食べられていたらしい。
<作り方>
余った冷やご飯に、小麦粉を混ぜてしっかりとこねる。この生地で信州味噌と砂糖を合わせた砂糖味噌を包み込む。多めの油で焦げ目がつくほど揚げ焼いて完成!
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kone_tsuke_nagano.html)
戦国武将、真田幸村が出陣前に腹ごしらえのために食したとされる「こねつけ」。こねつけとは、ご飯と小麦粉を混ぜてこねたものに味噌だれを付けたもので、北信・東信地域に伝わる郷土料理。当時は米が貴重だったため、米が不作の時に満腹感を味わうために小麦粉を混ぜて焼いたといわれている。武将の携行食としても食べたといわれ、幸村にとって最期の戦となった大坂夏の陣(1615年)では兄の信幸と別れの盃とともに食したという逸話が残っている。今は、冷蔵・冷凍技術が発達しているが、以前はそのようなものがなかった。こねつけは、余ったご飯をむだなく美味しく食べるための生活の知恵から生まれた郷土料理。釜に残った米粒を水につけてざるにもどし、干し米にして食すこともあり、そうやって工夫を凝らしながら、おこびれ(おやつの方言)や主食の足しにしていた。
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2013/6/13 23:33:37 登録 2024/4/18 11:29:25 更新
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