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油麩丼 (宮城県/登米市)

カツ丼のカツの代わりに油麩を用いたもの。
宮城県登米市の名物「油麩」を使用した丼。湯で戻した油麩を和風出汁で煮て、卵でとじる! 登米市を中心に、県内50店舗以上で提供!

油麩とよばれる宮城県や東北地方で親しまれている麩の一種を具材として使ったどんぶりメニュー。
いわば、カツ丼のとんかつの代わりに油麩を具材として用いた油麩版カツ丼といったところ。
カツ丼などと比べヘルシーである上、麩の栄養素であるグルテンの効果から、整腸作用なども期待できる健康志向の一品です。

・油麩を卵でとじた丼「油麩丼」は、宮城県登米市を中心に県内50店舗以上で提供!
・登米市内には油麩メーカーが8社存在! 全国シェア95%の生産量を誇る!
・登米市の家庭では、油麩丼は超メジャーな料理!
・油麩は肉じゃが、野菜炒め、麻婆麩、グラタンなど、さまざまな料理に活用!

カツ丼のカツの代わりに油麩(仙台麩)を使ったもの。
宮城県登米市では油麩丼(あぶらふどん)と呼ばれるが、他の地域では「仙台麩丼」(せんだいふどん)と呼ばれる。

お麩を油で揚げた宮城県登米市のご当地食材「油麩」を使用。油麩やネギなどを卵でとじ、ご飯の上にのせるお手軽料理。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/aburafu_don_miyagi.html)

お盆になると豆腐店は精進料理に使用する油揚げ、豆腐づくりに精を出した。しかしながら今のような冷蔵技術がなかった時代は、油揚げも豆腐もすぐに傷んでしまうのが大きな課題だった。そんな中、明治の末期に登米の豆腐店が考案したのが油麩だった。
小麦粉と水を合わせて練り、それを水ででんぷんを洗い流すとグルテンが残る。
麩は生麩と焼き麩、油麩があるが、生麩はグルテンにもち米粉を合わせて蒸したもの、焼き麩はグルテンに小麦粉を合わせて焼いたもの。油麩は、焼き麩と同じくグルテンに小麦粉を加えたもので、棒状にしたものを油で揚げる。油で揚げているので香ばしく、歯ごたえもあるので、ベジタリアン料理やマクロビ食としても重宝されている。登米地方だけで生産されていたが、全国的にその美味しさが広まると、登米以外でも大量に生産されるようになった。
油麩丼はその油麩を使った代表的な料理で、地元の旅館のおかみが考案したメニュー。かつ丼のかつの代わりに油麩を使用するもので、油麩の風味が存分に生かされている。「B-1グランプリ」にも参加したことで、全国的にも知られている。

2012/11/2 19:26:21 登録 2024/4/5 15:52:44 更新

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油麩丼

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