- No.212
- 料理・グルメ
鰹のたたき (高知県)
魚の持つ「ウマミ」をとじ込め、同時に「生臭み」を消し、その焼く原料(備長炭・わら・ガス)の特性を生かした料理です。
鰹の表面を炙り、みょうがやにんにく、ねぎなどの薬味をのせて食します。初夏、若葉の頃の上り鰹(初鰹)は香り。秋、下り鰹(戻り鰹)は脂ののり。年に2回の旬を楽しめます。
発祥には諸説あり、漁師料理がルーツという説や、当時、衛生面から生食が禁止されたのに対し、表面のみを焼いて焼き魚と称して食べ始めたという説もあります。
地域ごとに作り方や薬味が少しずつ違い、炙ったのち氷水に浸すか否か、冷まして食すか、塩だけか、酢と酒をかけるだけか、ポン酢をかけるかなど食べ方は様々です。土佐を代表する郷土料理です。
かつおは高知県の県魚です。若葉の頃の初鰹は香り、秋の下りかつおは脂ののった海の恵みの絶品です。
高知県のかつおのたたきは、西と東、漁村と町では、作り方や薬味が少しずつ違い、焙したのち氷水に浸す・浸さない、熱いうちに供するか・冷ますか、塩だけでたたくか・酢と酒をかけるだけか・ポン酢をふりかけるかなど様々です。
高知の地域ならでは味覚を堪能できる奧の深さのある料理です。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/katuonotataki_kochi.html)
高知県の県魚であるカツオは、日常的に食べられている食材である。「かつおのたたき」は漁師が船上で食べていたまかないだったものが一般に伝わったとされている。保存技術のない時代、船上で鮮度が落ちたカツオを食べるために、“たたき”という料理法が発展したともいわれている。「かつおのたたき」にすることで、カツオ特有の生臭さも軽減される。
「かつおのたたき」の“たたき”とは、その名の通り“叩く”を意味する。調理の際に、塩やタレをかけて叩いて味を馴染ませたことに由来するといわれている。
「かつおのたたき」は、いまでは全国的なメニューだが、高知県では地域や集落によってこだわりやレシピが少しずつ異なる。
たたき料理が盛んな高知県では地域によっては、ウツボなどの魚、肉やしいたけ、かぼちゃやなすなどのカツオ以外もたたきにして食べられる。野菜のたたきの場合は、下ゆでしたり揚げたりしたものにタレや薬味をのせて食べる。また、野菜と魚を合わせたたたきもあり、アジとなすなど、旬の魚と野菜を組み合わせる。
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2013/2/5 14:50:59 登録 2024/5/7 11:17:30 更新
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