- No.208
- 料理・グルメ
瓦そば (山口県/下関市)
茶そばをホットプレートで焼く「瓦そば」。茶そばの上には、甘辛く煮た牛肉や錦糸玉子、刻み海苔などをトッピング。めんつゆにつけて食べる。
茶そばの上に、牛肉の甘辛煮・錦糸卵・刻みネギなどをトッピング。麺つゆで食べる。
山口の郷土料理の瓦そば。本式で本当に瓦で焼いて食べますが、家庭ではホットプレートやフライパンを使っても気楽に作れます。おそばとお肉を一緒に炒めて麺つゆにつけて食べます。
焼きながら食べても楽しいですし、少しカリカリしたくらいが食感を楽しめるようです。紅葉おろしや錦糸玉子をちらして、彩りも楽しんでください。
川棚温泉名物の「瓦そば(登録商標)」は、本瓦の上で具材をのせた茶そばを焼いた逸品で、高級宇治茶を使用した風味豊かな茶そばに、牛肉、錦糸卵、海苔、もみじおろし、ネギ、レモン、もみじおろしなど、色鮮やかにたっぷりの具をのせた逸品。あら削り・うす削りのかつおとたまり醤油をブレンドした特製ダシで食べるうち、茶そばにオコゲができ香ばしいのも魅力。
地元で採れた食材もふんだんに入っており、下関ならではの味が楽しめる。
茶そばの蒸し麺がなければ乾麺でもOK。ホットプレートに油を引き、茶そばをカリッとなる程度に炒める。牛肉の甘辛煮、錦糸玉子、刻みネギ、刻み海苔、レモン&もみじおろしをトッピング。めんつゆにつけて食べる。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/43_30_yamaguchi.html)
山口県を代表するソウルフードで、全国的にも知られている「瓦そば」。熱々の瓦の上に茶そばや錦糸卵、牛肉などをのせて提供する料理で、麺つゆでいただく。レモンともみじおろしが添えられることが多く、味の変化も楽しめる料理だ。「瓦そば」が生まれたのは、昭和36年(1961年)のこと。現在は「瓦そば」の専門店を営むお店が旅館業をしていた当時、「何か川棚温泉に名物を」と考え考案したという。ヒントになったのは、西南戦争のときに、熊本で薩摩兵が肉や野草を瓦で焼いて食べたという、古老から聞いた話。また、川棚温泉では、江戸時代に湯治場として栄え時に、治安を守るため、特別に“瓦”を庶民が使うことが許されたこともあり、瓦は生活に欠かせないものであった。そして、瓦の上で色んなものを焼いて食べたというエピソードもあり、「瓦そば」が生まれたという。「瓦そば」発祥の旅館の廃業に伴い、一度は消えた「瓦そば」だったが、「もう一度食べたい」という客の声で、専門店が開業し、他の旅館や飲食店でも提供するようになったという。歴史は浅い料理ではあるが、山口県の未来に残り、郷土料理になっていくことが期待できる。
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2013/2/5 14:46:36 登録 2024/5/6 15:22:01 更新
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