- No.195
- 料理・グルメ
へしこ (福井県/若狭地域)
・へしことは、鯖のぬか漬け。福井では古くから食べられ、ご飯のお供や酒のつまみとして愛されている。スーパーや市場などで普通に販売している!
・値段が高めなのは、手間ひまかけて作るため。基本的に1年間、短くても半年は漬け込む!
・塩っぱいので少量食べるのが常識。焼いた少量のへしこで、大量のご飯を食べられる! お茶漬けにして食べるのも定番!
・へしこの刺身も定番居酒屋メニュー! 大根スライスと一緒に食べるのが定番。
樽で鯖を漬けたもの。
鯖を塩漬けした後、米ぬかをまぶし1、2年漬けたもの。
「へしこ」は、丹後特産の水産加工品です。「さば」や「いわし」などの魚を米糠と塩で、長期間漬け込み熟成させたものです。お茶漬けや温かいご飯にのせて食べるのが、一般的ですが、ちょっと工夫すれば、いろいろな料理に使え、たいへんおいしくいただけます。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/heshiko_fukui.html)
若狭地域や越前海岸沿岸の伝統料理で、魚の内臓をとりだして塩漬けし、さらに糠漬けすることで腐らせずに長期保存できる。厳しい冬を越すための貴重なたんぱく源であった。歴史は古く、江戸時代の中頃にはすでにつくられはじめていたといわれている。漁師が魚を樽に漬けこむことを「圧(へ)しこむ」といい、「へしこまれたもの」が省略されて「へしこ」になった説と、魚を塩漬けして出てきた水分「干潮(ひしお)」がなまって「へしこ」になったなど、いくつかの説がある。イワシやイカ、フグなどでもつくられるが、サバが最も多い。若狭で獲れた魚介類は「若狭街道」を経て京都へ運ばれていたが、数多い魚介類の中で主に塩漬けしたサバを京都まで運ぶために使われていたため、近年になって「鯖街道」と呼ばれるようになった。
嶺北地方では主にイワシを糠漬けにした「こぬか(こんか)いわし」をよく食べる。
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2013/2/5 14:34:04 登録 2024/4/23 14:14:43 更新
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