- No.134
- 料理・グルメ
鶏飯(けいはん) (鹿児島県/奄美大島)
鶏肉などの具材をごはんにのせ、鶏ガラスープをかけて食べる。お茶漬けのような鶏グルメ!
・鶏飯とは、鶏肉などの具材をごはんにのせ、鶏ガラスープをかけて食べる奄美大島の熱愛グルメ!
・奄美大島では60軒以上のお店で鶏飯を提供! 島内のコンビニでも販売され、累計40万食の大ヒット!
・鶏飯は、自分で作るのが島の常識!
・鶏飯にはパパイアの漬物とタンカンの皮を入れる! 奄美大島では成熟前のパパイアを漬け物にするのが定番。また、奄美大島名産の柑橘類の一種「タンカン」は、ゆずのような風味が特徴。
・家庭で鶏飯を食べる時は、鶏ガラからダシをとるのが島の常識。
あったかいご飯に鶏のスープをかけながら食べるもの。
熱々のご飯をお椀に盛り、蒸した鶏のささみを細かく裂いた物、錦糸卵、甘辛く煮た千切りのしいたけ、パパイヤの漬け物のみじん切り(地域によっては紅しょうがやたくあんなども使う)を盛りつけ、薬味を添えてだし汁をかけて食します。
鶏飯は古くは慶長十八年(1613年)に琉球王国が薩摩藩の支配下になった折、時の代官のもてなし料理として大変喜ばれたといいます。
当時は炊き込みご飯でしたが戦後アレンジされ、現在の形となりました。
鹿児島県というよりは奄美大島の郷土料理。一見素朴な料理に見えながらも、パパイヤの漬物や島みかんの薬味など南国ならではの味付けが加えられ、南の島の味を感じさせてくれます。
しかしそれ以外は特別な食材を使わない。
飯に鶏肉、錦糸卵などの具を盛り鶏出汁をかける雑炊または茶漬け風料理。
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/keihan_kagoshima.html)
「鶏飯」は、ほぐした鶏肉、干ししいたけ、錦糸卵、パパイヤの味噌漬け、みかんの皮などを、白いごはんの上にのせ、鶏ガラのスープをかけて食べる、奄美地域を代表する郷土料理である。かつて、奄美群島が薩摩藩の支配下に置かれていた時代、鹿児島本土からやってくる役人たちの威圧的な態度を少しでも和らげるためにつくられたのがはじまりだといわれる。当時、非常に貴重なものであった鶏を余すことなく使ってつくった「鶏飯」で役人たちをもてなしたという。また、このころはまだスープをかける風習はなく、鶏の炊き込みごはん風にして食べていた。昭和に入ってから鶏ガラのスープをかけて食べるアレンジが浸透し、いまではそれが一般的となっている。
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2012/11/2 20:34:44 登録 2024/5/13 14:41:44 更新
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